日本のビルやマンションは建築基準法に基づいて建てられています。

住む人の生命・健康・財産を守る建築物の法律「建築基準法」

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建築基準法の概要と趣旨

 

私たちの生活には「衣食住」が必要不可欠ですが、中でも特に重要となるのが「住」の部分です。
私たちが快適な生活を送るためにはその基盤となる住まいが必要となりますが、日本国内で建てられている家屋や建物は「建築基準法」と呼ばれる法律に基づいて建築されています。

 

建築基準法は昭和25年に施行された法律で、日本国民の生命や健康、財産を保護するために建築物の敷地や構造、用途や設備に関する「最低基準」が定められています。

 

特に日本は世界的に見ても有数の「地震大国」として知られており、他国に比べて地震の発生頻度が高い為に建築基準も高い水準に定められています。

 

そのため、他国では家屋が倒壊して全滅するような規模の大地震が発生しても、現在の建築基準を満たした日本国内の家屋はほとんど倒壊する事なくその形を維持できると言われています。

 

また、日本国内では大地震が起こるたびに建築基準法が改正されてきており、今後も更にその基準や条件は厳しくなっていく事が予想されます。

 

 

建築基準法と高層ビル

 

今では日本国内でも多くの高層ビルが軒を連ねており、大都市圏になればなるほど「高層ビル」を目にする機会が増えてきます。
しかし、建築基準法という法律がある限り建物を建てる際には必ず「道路斜線」や「日影制限」といった制限が出てきます。

 

特に高層ビルのように周囲の環境に大きな影響を与える恐れがある高い建物を建築する際にはさまざまな問題が出現するケースも多く、建築基準法を熟知していなければ高層ビルを建築する事は出来ないのが現状となっています。

 

建築基準法が施行される前までは特に「日照権」に関する裁判がたびたび起きていましたが、建築基準法が制定されてから以後は日照権に関する訴訟や裁判はほとんど行われなくなっています。

 

しかし、これは高層ビルによる日照権の侵害が無くなったというわけではなく、「一日の内に何時間までなら日照権を侵害しても良い」という取り決めが建築基準法によって定められてしまっただけとも捉える事が出来る為、最近では建築基準法が抱える問題点のひとつとして提起されています。